<Header>
<Author: 張九齡>
<Title: 感遇十二首 四>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 感遇>
<BookPage: 23>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
孤鴻海上來，
池潢不敢顧。
側見雙翠鳥，
巢在三珠樹。
矯矯珍木巔，
得無金丸懼。
美服患人指，
高明逼神惡。
今我遊冥冥，
弋者何所慕。
<End Poem>
<Translation>
群れを離れたおおとりが、たった一羽、海の方から飛んできた。
池や水たまりなどには目もくれない。
ふと見ると、かたわらに美しい木があって、そこに二羽のかわせみが巢をつくって棲んでいるではないか。
いかにも得意げに、そのめずらしい木のてっぺんで、ふんぞりかえっているが、
彈丸でうち落とされる心配がないとはいえまい。
おおどりは、ひとり考えた。人間の世界でも、あまり美しい服装をしていると、人からうしろ指をさされてかれこれといわれる。
あまり高大で明るい家は、鬼神の憎しみを受けて禍をまねくことがある。
自分は今、遠い大空へ飛んで行ってしまうのだ。
「いぐるみ」で鳥を追いかけてとる連中でも、彼らの目の屆かないところだから、おれにうるさくつきまとうことはできないだろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
群れを離れたおおとりが、たった一羽、海の方から飛んできた。池や水たまりなどには目もくれない。ふと見ると、かたわらに美しい木があって、そこに二羽のかわせみが巢をつくって棲んでいるではないか。いかにも得意げに、そのめずらしい木のてっぺんで、ふんぞりかえっているが、彈丸でうち落とされる心配がないとはいえまい。
おおどりは、ひとり考えた。人間の世界でも、あまり美しい服装をしていると、人からうしろ指をさされてかれこれといわれる。あまり高大で明るい家は、鬼神の憎しみを受けて禍をまねくことがある。自分は今、遠い大空へ飛んで行ってしまうのだ。「いぐるみ」で鳥を追いかけてとる連中でも、彼らの目の屆かないところだから、おれにうるさくつきまとうことはできないだろう。
<End Formatted Translation>